住環境に優しいウールカーペット
「化学繊維にはないウール素材ならではの特性」
こんにちは、こだわりのラグマットを中心にお部屋のコーディネートをサポートするドゥ・ザ・スペースです。今回は、カーペット素材の中でも人と環境にやさしい天然素材のウールカーペットの優れた機能性や特性をお伝えします。
カーペットの素材にはウール以外にも色々な素材があります。例えば化学繊維ではポリプロピレン素材がウイルトン織りのラグやカーペットで近年使用されるようになりました。むだ毛が出にくい等のメンテナンス性の良さや耐久性、ウール素材に比べて比較的低コストなどの理由で、ウールに近い風合いを有する素材としてヨーロッパなどの多くのメーカーで取り入れられるようになりました。
また最近ではマイクロファイバー系などのポリエステル素材のラグやカーペットも多く目にします。耐久性にはあまり優れませんが、極細の繊維を生かした触感の良さや発色性の良さが特徴で中国製や国産のタフテットラグの普及品などラインナップが豊富です。
技術の進歩と共に多種多様なラグやカーペットが開発されるのはとても興味深く今後も楽しみです。
そんな時代が到来していますが、しかしながらやはり自然素材のウールには他に代えがたい良さがあります。
|天然の温度調節と吸湿・放湿作用
ウール素材の特筆すべき点は、なんといってもその機能性にあります。ウール繊維にはクリンプ(コイル状の縮れ)があり、この構造によって繊維間でたくさんの空気を含む特性があります。この空気の層によりウールカーペット特有の、冬場は暖かく、夏場にはひんやりとした気持ちいい感触を体感することができます。吸湿、放湿に富む特性とも相まって湿度の高い梅雨や空気が乾燥する冬場など、四季を通じて快適に過ごせるカーペットです。
| 防汚性とメンテナンス性に優れています
ウール(羊毛)の表面は、人の髪の毛のようにスケールと呼ばれる鱗(うろこ)状で形成されていて、この構造とウール本来の油分によって水分をはじき吸湿性にも富んでいます。防汚性の面では水分をはじく特性からジュースやコーヒーなどをこぼしても水滴を拭き取るだけで汚れを防ぐことができます。また、ウールには保湿機能がありますので静電気が起きにくく、ほこりや汚れがつきにくい特性があります。焦がした場合でも、燃えにくい性質から程度が軽ければ毛先の焦げた部分を取り除けばほぼ元の状態にもどります。
|高層住宅にもおすすめの防炎認定品です。
ウールは難燃性繊維です。繊維の中に窒素や水分を含んでいるため、着火しても表面が炭化するだけで燃焼し続けることがなく、自然に鎮火する難燃繊維です。消防法で定められた防炎指定エリア、高層マンション等にも適合する難燃カーペットです。
|クリーンな室内環境に貢献します。
現在の住環境では建材や壁紙、家具の接着剤や化学物質等が発するホルムアルデヒドに代表される環境ホルモンがアレルギーの一因となって社会問題化されています。
ウールにはそれらの化学物質を吸着し、室内の空気を浄化する働きがあることが証明されています。
加えて、最近の研究により、喘息管理ガイドラインで従来推奨されていた「カーペットの除去」が撤回されました。カーペットは空気中のほこりやアレルゲンを防ぐという点で、フローリングや硬質床材よりも喘息やアレルギーへ与える影響が少ないという新たなエビデンスが発表されました。(米国国立衛生研究所、国立心肺血液研究所 喘息管理ガイドラインによる)これは硬質床材が空気中にほこりやアレルゲン物質を飛散させることに対して、カーペットはアレルゲン物質などの微粒子を付着させ、空気中への飛散をおさえる作用によるものです。掃除機等での定期的なメンテナンスは必須ですが、カーペットの設置はシックハウス症候群の軽減や快適でクリーンな室内環境つくりにもお役立ちします。
カーペット本来の特性に加えて、自然由来のウールカーペットの様々な優れた機能性は、より健康的で快適な暮らしをサポートします。
コンフォート ウールカーペット
ウール100% ループパイルタイプのウールカーペット。
ウールの機能性をリーズナブルな価格で体感できる国産ウールカーペットです。
日本製ウールカーペット一覧
https://www.dothespace.jp/products/list?category_id=31
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投稿日:2024年11月14日